君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「さぁ?」


でも修斗から返ってきた言葉は、他人ごとのような気のない返事。


「さぁ?って・・・じゃあ、サッカーやめるの?」


「さぁ?」


「手術は?」


「さぁ?」


修斗はペラペラと雑誌をめくる。


再び、沈黙が訪れた。


「私は・・・」


最初にその沈黙を破ったのは私。


「私は、修斗にまたサッカーやってほしい」


私は、思っていることをすべて修斗にぶつけようと思った。


修斗の心は、怪我をしたショックで閉じてしまっている。


私はそう感じた。


だから修斗の心に届くように、少しでも前向きになるように、そう願って。