君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「あっあの、何してるかなって思って」


「別に、何もしてない」


修斗は私を見ずに、そう言った。


カチャンと音を立てて、修斗の部屋のドアを閉める。


沈黙が二人の間を流れる。


「修斗」


「なに?」


「うんん・・・」


修斗の口から怪我のこととか手術のこととか、聞きたいことはいっぱいあったけど、私はそれを口に出すことが出来なかった。


修斗の雰囲気がいつもとあまりにも違い過ぎて。


人を寄せ付けない雰囲気が漂ってて。


私の顔も見てくれなくて。


こんな修斗は初めてで、私はどうしていいかわからなかった。


「修斗、これからどうするの?」


それでも私は、勇気を出して修斗にそう聞いた。