君の隣~サッカーボールを追いかけて~

そう言って差し出されたのは、ユニフォームの下に着るアンダーシャツ。


「はぁ?もう遅いし」


「しょうがないだろ。バックの下に入れっぱだったんだから」


「自分で洗いなよ」


「俺は疲れてんだよ。それに、これが里穂の仕事だろ」


遅れて出したことに悪びれる様子がないから、ものすごく頭にくる。


「修斗、あんたね~ちょっとは感謝しなしよ。誰のおかげで次の試合出れると思ってんの?」


「俺たちが勝ったから」


ムカつく~何この人!


私がまた言い返そうとしたとき。


「修斗君、そこ置いといて。洗うから」


「ありがとうございます、沙穂さん」


沙穂先輩の言葉に、笑顔でお礼を言って修斗が部屋に戻った。


また言い合い。


私と修斗が、沙穂先輩と翼部長のようになるときは来るんだろうか?