君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「ねえ、翼。身体疲れてない?」


「うん。大丈夫」


沙穂先輩は言いたいことを言い終えると、翼部長の体調を心配し出した。


それに笑顔で答える翼部長。


私と優実ちゃんは、そんな二人から慌てて視線を外す。


「ラブラブですかね?」


「そうみたいだね」


ひそひそ声で、優実ちゃんと話す。


しばらくラブラブモードを続けてた二人だけど、翼部長が山田先生に呼ばれどこかに行ってしまうと、やっと沙穂先輩が戻ってきた。


沙穂先輩にはさっきの怒りの表情は無く、顔中に笑顔を見せてる。


ルンルン気分で洗濯物を干してるから、愛のパワー?なのかって思ってしまう。


「里穂」


私が洗濯物を干してると、修斗が顔を出した。


「なに?」


「これも洗っといて」