俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)

え?



「ゆ……う?」



私の後ろにぴったり張り付くように裕がくっついていた。



気配感じなかった!


「痛そうだね?舐めて欲しいなら言ってごらん?治してあげるよ?痛いの痛いのどんてけ~って」



「いい……痛くないから」



舐めて治してもらうなんて、嘘でも言わないでよ!ドキドキするから。



「ね?判子欲しいんだ?」



「え?」



顔をあげると裕が、私を見下ろしていた。思ったよりも、まつげが長い。にっこり笑うと、細目になり私を見つめる。不覚にも一瞬だけ見惚れてしまった。



「じゃあ、舐めて?」


「え?」



何を?



そう言おうとして、言葉に詰まり、口には出せないでただ、ポカンと裕を見つめる。頬がいつの間にか真っ赤になってしまった。