俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)

「ずるい!遼」



コントローラーを投げたい衝動にかられながらも、私はコントローラーをしっかり持つ。



例え投げたとしても、遼はあまり怒らないとは思う。けど、後でお義兄ちゃんのお小遣いは飛んでいってしまうんだろうなと、思い私は、コントローラーを投げなかったのだ。



半分お姉ちゃんもしてるから。ストレス発散には良いらしい。このストファドカーンは……



「もうイヤだ!このゲーム!」



もっと簡単なゲームが良いのに!ないのかな?そんな夢みたいなゲーム!



プレイヤーの考えている通りにキャラが勝てるゲーム!
そしたら、私は毎日連勝なのに。



「クスクス、弱いね?」



後ろから裕の声がする。



「……」



「うわ~ムシするんだ?静留ちゃんって心狭いね?軽くショックだな」



裕は、わざと切ない声で言う。



「……帰らないの?」


「!やっと話してくれた!俺嬉しいな静留ちゃん可愛くて好きだから」



「っ……」