俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)

早く相手探さないと!罰ゲーム失格だよ!



そうは思っても私に声はかからない。不意に私のスカートが引っ張られた。



振り向くと、小学生ぐらいの男の子が居た。



もしかして、ナンパ?



そう思って、男の子の目線までしゃがみ込む。



「僕って、カッコイいよね?」



もしかして、ナルシーか?この子。



確かに外見は、カッコイい。触ればサラサラな髪が風でなびく。キラキラ光っているようにも見える。



今時の小学生にしては、髪を金髪にしている辺り気を使ってるんだろう。オシャレに……



だけど、私は、ナルシーとかに興味はない。あるのは、ただ裕斗だけだ。



「カッコイいよ?でも、私は趣味じゃないけど」



「なら、ナンパしてあげても良いぜ!」



話聞いてないな。この子……あ!でも、一応話したから、一応サインしてもらおう!



ガサゴソと鞄を探り私は、紙を取り出した。



「ここに、名前書いてほしいな」