俺様(王子)彼氏の危ない罰ゲーム!?(逆ハー気味)

はぁはぁ…



どれぐらい走っただろう。遅い足で私は、走った。



だけど、なかなか裕斗に追い付けなくて、無我夢中で私は走った。



どこに居るのよ!バカ……



「裕斗……」



泣きたい気持ちで、名前を呼ぶ。



だけど、裕斗の声はなかった。



どこに行ったのよ。裕斗の足早すぎ……


「裕斗!!」



なんで、あんな事言っといて先に行くのよ……バカバカ!



「ん~?!……」



え?



そっと後ろから近付かれ、手のひらで唇を塞がれる。



ジタバタ騒いでも、決して放してはくれない。



恐怖で、ジタバタする気力がなくなった時に、そっと耳元で囁かれた。



「掴まえた……」



裕斗?



確かに、裕斗だった。
セクシーな香水が匂ってくるのが、何よりの証拠だった。



ゆっくり手のひらを放され、裕斗に振り向かされる。



裕斗は、心配そうに私を見ていた。
いつもの表情からは、想像出来ないぐらいの裕斗の表情。