あれから、私は奇跡的に判子をもらえることになったのだ。オバサンの看病をしたから……



オバサンは、一人で八百屋を経営していたんだそうで、疲れが溜まってたらしい。



でも、1日寝たら回復したらしくて頑張って働いている。



判子を押してもらうのは、すごく簡単だった。ブルマから私服に変えたらすんなり判子を押してくれた。



最初から、私服でやりたかったと私は、落ち込んだ。



そして、今私は、授業中だ。白い粉を浴びた教科担任の黒板をノートに写している。



しかも、裕斗のも一緒に。運が良いのか悪いのか、裕斗とは、席もクラスも一緒だ。



だから、私はいつも裕斗の分も一緒にノートに写している。キレイに書けと言われて私は、頑張ってキレイな字をマスターした。



約1ヶ月もかかったのだ。毎日丁寧に字を書いてると、自然に私はマスターしていった。



でも、同じ字だとバレるからと私の時は、汚い字で書けと命令する。



ドンだけ私は、裕斗に尽くせば良いんだろう?