「何もないです。」

「嘘だろう。お前が

いつもこんな点数を

取るはずがない。

それに白紙の答案を

出す事はよほど

何かあったに違いない

だろう。」

「先生には関係ない

私のことだから

ほっておいて!!」と

自分のカバンを持って

教室を出て行った。

本当の事を言いたかった。

けど言えないよね。

先生には片思いの女性が

いるんだからね。

私が告白しても

振られるに決まっている。

だったら我慢をするしか

なかった。