私は屋上で泣いて

スッキリした。

教室に戻ると

「千佳子どうしたの?

何かあったの?

さっき担任が来ていたよ」

「何だろうね。」と

しか言えなかった。

昼休み私は屋上に

来ていた。

ご飯を食べたくなかった。

「千佳子?ここにいたの?」

「久美子?」

「何しているの?」

「ご飯食べたくなくって・・・。」

「親と喧嘩でもした?」

「喧嘩はしていないよ。

だっていないもの。」

「いないって?」

「だって両親忙しく

帰って来ないんだもん。」

「ごめん。変な事聞いて。」

「大丈夫だよ。慣れて

いるから」と嘘をついた。