きみのて

「アトピーか脂漏性皮膚炎か、どちらかだと思います。
でも他の病気の可能性も否定できないので、念の為血液検査しましょうね。
ないと思うけど念の為だから。」

「お願いします。」


診察室を出ようとすると、思い出したように医師が聞いた。


「熱はないよね?」

「ありません。」


念のため、という気持ちで血液検査をしてもらい、来週結果を聞けることになった。

医師は、できるだけ早く来て結果を聞いてほしいようなことを言った。

何か急いでいるように見えた。

赤い顔については、塗り薬が処方された。

熱はないと言ったものの、帰宅して計ってみると38度の熱があった。

この熱は風邪とかではないと感じたわたしは、すっかりアトピーに伴った熱だと納得していた。