きみのて

「・・・大丈夫?これからバイトでしょ?」

「・・・バイト休むわ。すぐ帰る。」


母からの電話を切ると、わたしは震える足でバイト先のビルへと向かった。
ビルに入ると、同期の川嶋さんがいた。


「あ、栞っち、おはようー!」

「川嶋さん・・・」

「・・・どうしたの?」


わたしは川嶋さんの顔をみると、涙が止まらなくなってしまった。