きみのて


「何かいるか?飲み物とか。帰れないんだったら送ってく。」


「大丈夫。少し休んだら帰れるよ。」


「無理すんなよ…。家で休んでられないのか?」


「…治らない病気だから…。」



葵はしゃがんで、わたしの手を見つめた。



「なんでお前がそんなことになるんだよ。
かわれるものなら…かわってやりたい。
俺なら、よかったのに…な。ごめんな…。」