【黙祷】だからもう、やめましょう。



風に吹かれて、
雨に打たれて、



真っ黒な空を薄桃色の花びらが鼓動を失い飛び散る。









ドクン…ドクン…。


おじいさん…
私には何ができますか。

雨も風も鎮めることもできなければ
遮ることさえできません。



ちっぽけな私。












散った花びらを拾い集めることさえも
完全には程遠い。










私が花びらの一枚だったら、私に何をしてほしいだろう…。