男はもう、金貨を手にした 気になっています。 ウィスキーをたのみながら 思うのです。 …金貨をもっていったなら、 太郎さんのコーヒーだって、 買えるはずだ。 「嫌(いや)だ、売らない」とは、 言わないはずだ。 金貨をもっていったなら、 次郎さんのお紅茶だって、 買えるはずだ。 「嫌だ、売らない」とは、 言わないはずだ。 金貨をもっていったなら、 三郎さんの小麦だって、 買えるはずだ。 「嫌だ、売らない」とは、 言わないはずだ。 そうだ!そうナノダ!