ピンクの小象の人形を相手に
男は グチを こぼします。
( 男は 布2mと 引き換えに
小象の人形を 手に入れました )
「なんで オレじゃ、
だめなのかなぁ
さびしいなぁ、
くやしいなぁ 」
でも、小象は なにも
言いません。
黒目がちな つぶらな瞳で
だまって 男を
見かえします。
「どんなに 熱い
気持ちでも
ベティーちゃんには
とどかない…」
ビールを手にして
男は、とつとつと
語りだします
思い出します…
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