……仕方ない。お菓子でも買うか。

とは思ってみたものの…
ここは森の中。
そう簡単にお店が見つかるはず……

あった……!

「すいません、これ(金貨3枚)でアイスとジュースとポテトチップスとかいうのを下さい。」

そう言うと
店の中から少しふくよかな店のおばさんが
出てきた。

「…もしかして、いやもしかしなくてもマリア様?
マリア様ですよね!
お初にお目にかかります(笑)」

「え…な、私はリジー…!リジーですわ!」

ヤダ…!なんでわかるの!?

「いいえ、あなたは絶対マリア様のはずよ。」

「…どうして私がマリアだと気付いたんですか?」

「私はそういうのを見分ける能力があるんです。

それに、アリス様にそっくりでしたから。

話によるとマリア様の目は宝石というかサファイアのように美しいブルーアイでブロンズと聞いてましたがこれは魔法…ですか?」

「えぇ。この目は魔法よ。髪も。
…城の者はいないかしら?」

「…はい。」

この人なら…信用できる。

そう思い、魔法を解くことにした。

「あなたになら見せてあげる。」

パアー…

「…ふぅ、本来の私はこれよ。」

「素敵ですね~♪」

「あ、ありがとう///」

「あ、こちらが商品です。
またいつでも来てください♪
お待ちしております。」

「城の者には…」

「ご心配なく、“秘密”ですよね。
気をつけて帰ってくださいね。」

「えぇ、ありがとう♪

じゃあまた姿を……変えて…


きゃあ…」

ドン

「い…痛いよぉ」

「姫様!大丈夫ですか!?」