「鞠那ぁ、史奈ぁあ~」 パタパタ涙が落ちていく。 神戸 あやのの色紙の上に アタシの書いた文字がアタシの涙によって滲んでいく。 「ほら、早くしなさいよ。アタシ達の後ろにもまだアンタのファンがいるんだから。」 嬉しい限りだ。 コンチクショー! 書き終わった色紙を鞠那に渡す。 「じゃあ、また学校でね。」 史奈達が手を振って行ってしまった。