「あ、あんたまさお君でしょ?」 指を鳴らしていまさらお姉ちゃんが相手を確認した。 「はぁ、一応。」 「彼女いんの??」 アタシがずっと聞きたくても聞けなかったことをお姉ちゃんは聞いてくれた。 ラッキー 「いや、居ませんけど・・」 後ずさりしながら答える。 「やったわね、みゆきチャンスじゃない!」 まるで自分の事のように喜んでくれるお姉ちゃん。