「小でも洗いなさいよぉ。汚い子ね。」 はい、お姉さま。 ごほん、と咳払いしてこの腐った空気を何とかまさおは変えようとする。 「手、治ってきた?」 「全然。早く、治んないかな。」 自分の手を見つめていう。 「気ぃつけろよ。」 だってあんなにつおいスマッシュ打つとは思わなかったし。 「これからはね。」