「あ、亜美!! よかった。大丈夫?」 暗闇に包まれてから数分後。 たぶん、数分後だと思う。 気がついたら、わたしは一面真っ白な世界にいたんだ。 消毒液の匂いや、清潔な白いシーツの匂いから、ここは保健室だ、と、もうろうとする頭がそう認識した。 ズキズキと痛む頭を押さえながら体を起こすと、とても心配そうな表情をした香織が大声を上げた。 その大声に、さらに頭が疼いた。 「いった……」 顔を歪めると、すぐに香織がわたしの体を支えてくれた。 「亜美、まだ動かないほうがいいよ」