全てがキミだった



わたしは、それは一種の才能だと思った。
 

なんて記憶力がいいのだろう。


それは、公平の事限定だけれど。


六年も経っているのに、わたしにはつい最近の出来事のように鮮明に残っている。
 


眩しかった。


宙を舞う水滴が、プールの底が、大きな太陽が。


公平の顔が輝いていた。