「って事は、次の日食まで戻れないかも?」


「次っていつよ!」


二人でテンパっていると、教室に先生が入ってきて話は中断された


パラレルワールド…日食…


勘弁してよ〜












お昼休みは三人でテラスに行った


呆然としている私に、よんちゃんもきょうちゃんも気を遣ってくれて、本当に申し訳ない


「楽しめばいいじゃん、ね?とりあえず」


「うん…」


「か、彼氏とかいた?」


「うん…」


嵐山君…


「そう言えば、ここには彼氏はいるの?」


私、知らない人と付き合わなきゃいけないの!?


と心配してると、二人は今度は難しい顔をして見つめあった


「彼氏じゃないけど、好きな人はいた…」


「何?チャラ男とかなの?」


「まあ、…チャラ男」


よんちゃんが頷く


「ヤバめ?」


「うーん、タラシ?」


「…ああ、なるほど」


小刻みに私も頷いた


「何てゆうか…都合のいい女って言うか…キープされてるって言うか…」


「私が?その人に?」


「うん…まあ、仕方がないのかもしれないけどね…



幼馴染みだし」