Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





全部の音が止まっても
人の話し声、ざわざわは止まない




ステージは本当に真っ暗で
エフェクターとかが見えるように
足元にだけ、小さなライトがついてる


シールドをアンプに繋げて
マイクの位置 少しだけ直して
私は、深呼吸をした




それから ―――



多分、出しても
見えないかもしれないけど
ヒカルは、何の合図も出してないのに



皆の準備が終わって
短いカウントと、キーボードが入った
ホントにナイスなその瞬間




真夏の太陽みたいなスポットライトが
私たちと客席を、一斉に照らした