おばさんは、何度も何度も ”ごめんね”を繰り返して 電話を切った 「――― どした?」 武藤 「あ… ユリちゃん、風邪で熱だしたって」 「え、大丈夫?」 「うん ユリちゃんのおばさんからで 病院、連れて行ったって」 「そっかそっか」 「うん、あ」 「ん?」 「――― 場所…」 ライヴハウスの場所… ユリちゃんが知ってるって言ってたし 当日も一緒に行くからって 全然くわしく聞いてなかった… シノに、すぐメール