この日私は1年ぶりに美術部に顔を出した。
部長の河原崎さんが驚いている。
「さっき田中先生が来て、葉瑠が美術部に復帰するって言うから、
ビッグしたと同時に嬉しかった。」
河原崎知佳は同級生。
3年生はすでに引退して2年の知佳が部長をしている。
知佳は中学から一緒、部活も中学も美術部で一緒だった。
「葉瑠が又書く気になって嬉しいよ。
ほら、この絵未完成のまま。」
そこにあったのは母の絵。
母がピアノを弾いている絵だった。
ママ!
そこには、笑ってピアノの弾くママがいた。
「葉瑠。忘れなくていいんじゃないのかな?
無理して忘れなくていいんだよ。
葉瑠のママは葉瑠の心の中で生きているんだよ。」
知佳ありがとう。
「知佳私この絵完成させるよ。
目閉じると今でもママの顔が浮かぶの。
ママは私の中で生きているんだよね。」
何だか嬉しかった。
ママの存在を確められたような気がして。
部長の河原崎さんが驚いている。
「さっき田中先生が来て、葉瑠が美術部に復帰するって言うから、
ビッグしたと同時に嬉しかった。」
河原崎知佳は同級生。
3年生はすでに引退して2年の知佳が部長をしている。
知佳は中学から一緒、部活も中学も美術部で一緒だった。
「葉瑠が又書く気になって嬉しいよ。
ほら、この絵未完成のまま。」
そこにあったのは母の絵。
母がピアノを弾いている絵だった。
ママ!
そこには、笑ってピアノの弾くママがいた。
「葉瑠。忘れなくていいんじゃないのかな?
無理して忘れなくていいんだよ。
葉瑠のママは葉瑠の心の中で生きているんだよ。」
知佳ありがとう。
「知佳私この絵完成させるよ。
目閉じると今でもママの顔が浮かぶの。
ママは私の中で生きているんだよね。」
何だか嬉しかった。
ママの存在を確められたような気がして。