『よし!!じゃあ、今日は丸2年のお祝いに久しぶりにデートでもするか?』

敬大は隣にいるレミに笑顔で言った。

『する!!する!!』

敬大からのデートの誘いに、レミは舞い上がって喜んだ。

『じゃあ、直ぐに準備するね』

レミは歌を口ずさみながら嬉しそうに化粧をし始めた。

そんなレミを、敬大はほほえましく思った。

敬大もベッドから起き上がり、服を着替え洗面所で顔を洗い歯磨きをした。

『デートか…どこ行くかなー』

敬大は歯を磨きながら考えた。

そして敬大は口をゆすいで洗面所を出た。

『敬大ー!!準備出来たよ!!』

レミはいつも以上に気合いが入っていた。

『すげー良い感じだよ、レミ』

敬大はレミを見てニコッと笑った。

『ありがとう敬大』

レミは嬉しそうだった。

『よし、行こっか』

敬大とレミは靴を履き、アパートを出た。

『んっ』

アパートの階段を降りた所で、敬大はレミに左手を差し出した。

レミは右手で敬大の左手を掴み、貝殻繋ぎをして仲良く歩き出した。