年が明ける頃、敬大のケガも治り敬大はレミのいなくなったアパートで一人で暮らしていた。

『さてと、リハビリにでも行くか…』

敬大はアパートを出て、正月早々リハビリのために病院に向かった。

『お、来たな敬大くん。おめでとう』

『おめでとうございます。香月さん』

敬大はリハビリのトレーナーの香月(カヅキ)に挨拶をした。

『正月早々にリハビリに付き合わせてしまって、本当にすみません』

敬大は香月に頭を下げた。

『別に構わないよ。それより敬大くんの方こそよく頑張るんだね』

『はい。早く夢の続きを見たいんで』

敬大は笑顔で言った。

『そっか、でも無理はダメだぞ』

『わかってます』

敬大は笑顔で頷いた。

『よし、じゃあリハビリを始めようか』

香月と敬大は病院内にあるリハビリ室でリハビリを行った。

敬大は傷が治って依頼、毎日2時間のリハビリを欠かさずに行っていた。