ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜

『くそっ!!』

敬大はもう悔しさのあまり荒れていた。

『やっぱり俺は…俺は…夢を見たら…ダメなのかな…。少年院入ってレッテルが付きまとって…指が動かなくなって…神様に俺は嫌われてるのかな…』

敬大は右のこぶしをギュッと握りしめた。

『そんな事ないよ!!敬大は頑張ってたじゃん。神様だってそんな敬大をちゃんと見てるんだから!!』

楓は大声で言った。

『敬大、院長先生が言ってたよ。リハビリすれば奇跡的に動くようになるかも知れないって…可能性は0じゃないって…』

『奇跡なんて…そんなのある訳ないだろ!!』

敬大は涙を流しながら怒鳴った。

『敬大…』

楓は何も言葉を返せなかった。

『一人にしてくれ…出ていってくれ…』

敬大は俯きながら呟いた。

『えっ!?』

楓は聞き返した。

『出てけって言ってるんだよ!!』

敬大は楓に怒鳴った。