ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜

敬大は地面にはいつくばり、動かなくなっていた。

『け…敬大!!』

楓は自分の心臓が弱い事さえ忘れて、走って敬大に駆け寄ろうとした。

『敬大!!しっかりして!!敬大!!』

楓は泣き叫んだ。

『おおっと…邪魔だから離れといて貰おうか』

金髪の男が楓の腕を掴み、敬大から引き離そうとした。

『け、敬大!!』

引き離されながら楓は叫んだ。

すると、動かなくなっていた敬大の指がピクッと動いた。

『か、楓から離れろ!!』

敬大はボロボロになりながら立ち上がった。

『ほお、まだ動けるのか』

恭吾はそんな敬大に感心していた。

『楓に触るな!!』

敬大は楓を掴んでいる金髪の男の顔を殴った。

金髪の男はよろめき、楓から手を放した。

『…ちっ、この野郎!!』

殴られた金髪の男はキレて、その場にあった棒きれで敬大を殴った。