ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜

『それによー、1対10で勝ち目ないんだしよ』

金髪の男が敬大の肩に手を回し、笑いながら言った。

『お前ら楓に何もしてないだろうな?』

敬大は金髪の男の手をどけ、恭吾たちに言い放った。

『何もしてねーよ。今は女より敬大、お前のが興味あるからな』

そう言って恭吾は敬大に歩み寄り、敬大のお腹をおもいっきり殴った。

『があっ…は…』

敬大は顔をしかめた。

『今のはさっき殴られた分…次からこの前の分だ』

恭吾がそう言うと、二人の仲間が敬大の腕を押さえた。

そして恭吾はサンドバッグのように敬大を何度も殴った。

『う…うん…』

奥の部屋で眠っていた楓が目を覚ました。

『あたし…確か誰かに背後からハンカチを顔に当てられて…そしたら眠くなって…。ここは一体…』

楓は立ち上がり、奥の部屋から出た。

するとその目に飛び込んで来た光景に、楓は言葉をなくした。