ミュージック・ラブ3〜愛を奏でるメイフラワー〜

『…ごめんな、レミ』

敬大はレミに謝り、急いで走り去った。

『敬大…』

レミはクリスマスツリーの前にしゃがみ込み、腕の間に顔をうずめ涙を流した。

『楓…』

敬大はチラつく白い雪の中、白い息を零しながら走っていた。

数十分が過ぎる頃、敬大は港にある1軒の倉庫にやってきた。

敬大は息を切らしながら、倉庫の扉を勢いよく開けた。

倉庫の中は真っ暗闇に包まれていて、シーンとしていた。

『楓ー!!』

敬大は楓を大声で呼んだ。

すると突然倉庫内の照明がつき、一人の男が姿を見せた。

その男の姿に気付いた敬大は、男をにらみつけて怒鳴った。

『恭吾!!おまえ楓をどこにやったー!!』

『かなり怒ってるみたいだな敬大』

恭吾はそんな敬大を見て笑みを浮かべた。

『てめぇ…』

敬大は恭吾を睨みつけた。

『敬大、この前はどうも。今日はこの前のお礼をしたくてお前を呼んだんだよ』

恭吾は不敵な笑みを浮かべた。