『あーなんか久しぶりに子供みたいにはしゃいじゃってるな俺たち』

アトラクションを楽しんだ敬大とレミは、売店でドリンクを買って椅子に腰掛け休憩していた。

『お、おい敬大!!』

聞き覚えのある声が敬大の耳に入り、敬大は声のする方を見た。

『あ、蓮…』

敬大の視線の先には蓮と楓の姿があった。

『何だよお前たちもデートか?』

敬大は二人を見て笑顔で言った。

『そうだよね、蓮君』

楓はそう言って蓮の右腕に自分の左手をかけた。

『おう』

蓮は笑顔で答えた。

『何だよお前たち、ラブラブだな』

敬大は笑って言った。

楓はその敬大の言葉に複雑な思いをかかえていた。

『俺たちもちょっと休憩しよっか?』

蓮と楓も椅子に座り休憩した。

『二人は付き合ってるの?』

レミが蓮と楓を見て尋ねた。

『そうだよ、最近付き合い出したんだ俺たち』

蓮は笑顔で言った。