敬大が病院に運ばれ、また1週間が過ぎ敬大はようやく退院することが出来た。

『あー、久しぶりの部屋だな』

敬大は鞄とギターケースを玄関に置き、慣れ親しんだ部屋を見て笑みを零した。

『おかえり敬大』

レミは敬大の帰りを笑顔で迎えた。

『心配かけてごめんな、レミ』

敬大は部屋に上がり、レミに謝った。

『ホントだよ。もう心配させないでよね敬大』

レミはそう言って、敬大に抱き着いた。

『ホントごめんな』

敬大はレミを軽く抱きしめた。

『あっ、そうだ。リョータさんって人から、封筒が届いてたよ敬大』

レミは笑顔で敬大を見上げた。

『封筒?リョータさんから?』

『コレだよ』

レミは敬大から離れ、机に置いておいた封筒を敬大に渡した。

敬大は封筒を開け、中身を取り出した。

中からは白い紙が出て来た。