翌日…

スーツを着た敬大が待ち合わせ場所にやってくると、蓮と友也は既に待ち合わせ場所に来ていた。

『遅いぞ敬大!!』

遅れて来た敬大に蓮が言った。

『18時集合なのに…もう18時半だぞ!!もうパーティー始まってるじゃんか!!』

友也は少しイラついた様子だった。

『ごめん、待たせて悪かったな。さあ、パーティーに行こう』

敬大は2人に謝り、そして3人はパーティー会場に向かった。

『なかなかデカイ会場だな』

会場の建物を見た友也は少し驚いていた。

『まあ、パーティーの参加人数がセントローズ学院大学が700人で、ウチの大学が300人の合計1000人だからな』

そう言って蓮は、ポケットからチケットを取り出した。

『ってことは、男は多くても300人しかいないのか…』

そう言って敬大も、ポケットからチケットを取り出した。

『そう。ウチの大学の男子は4000人近くもいるから、300枚しかないチケットを手に入れるのは難しいんだぜ』

蓮はそう言いながら、会場の入口で受け付けにチケットを見せた。