ふわっ


…うわぁ、びっくりした


一歩に、いきなりお姫様抱っこをされる


一歩がゆっくりベッドに移動させてくれる間、彼の胸元に少し頭を預けた


噂には聞いてたけど、こんな感じなんだ…


一歩…ドキドキしてる?


目線を上げると、一歩と視線が合った


「どした?」


「私…重くない?」


「ん…ちょっとだけ」


大丈夫だよとか、そういう答えを期待してたのに


「ひどい!なら降りる~っ」