「まさか2人そろって 方向音痴だったとはね」 「お前がしっかりしてたら 迷っても抜け出せんのに…」 「アタシのせいにしないでよ! どっちもどっちだからね!」 そう、2人そろって 学校で迷子なんだ。 「とにかく、動かねーと 何も変わんねーぞ!」 「なんか…嫌な予感が…」 「ん?なんか言ったか?」 「な、何もなーい…」 アタシはこの時少し 分かっていたんだ。 これからアタシたちに 訪れる大きな出来事を…