俺は教室に入り、夕陽の腕を掴むと誰もいない校舎裏まで連れてきた。 「ちょっ…痛いっ! 離してよ!」 そういわれて腕を離すと赤く指の後が付いた白い腕。 でも今はそれどころじゃない。 「おい。 俺の親友の隆也とラブホに行ったみたいだなあ。 それに隣のクラスの奴等とも。 どういうことだよ! なあ!?」