その足音はだんだん遠ざかり、聞こえなくなった。 それを見計らったように莉緒はノソノソと寮へ向かう。 目は泣きすぎて真っ赤に腫れ、悲惨な状態だった。 誰にも会いたくない。 莉緒は心の中でただただ祈るだけだった。 チーン エレベーターがスッと開いた。 莉緒は中に乗り込み、自分の部屋のボタンを押した。