結局、タクヤから解放されたのは2時半を過ぎており、ああ、また寝不足だなんて思い家の鍵を開けようとした時だった。



ピピピピピ…

メールだ。



見るのも返事を返すのも億劫で、無視を決め込み、すぐに眠る態勢に入った。



どうせ、タクヤだろ…。



from:ハルカ

寝てたらごめん。
ナツミが家に来てるんだけど。
なんか困ってるみたいで、よく解んないけど家には帰れないみたい。 どうしよう?





この時、僕がメールを読んでいれば、何かが変わっていたのだろうか?