位置についてよーい
ドン!!

ピストルの音が響く。

私は腕を大きく振って、走った。

私より少し前に元陸上部さんがいる。

現テニス部をなめんなよ!!

そう思って加速!!

お腹に何かの感覚があった。

1位の人の所に案内された。

自分では何がなんだかわからない。

「紗耶~~☆」

聞き覚えのある声。

私の胸はドキドキしてた。

「やったな!!1位だぞ☆」

祐樹は私を抱きしめた。