【盲目の天使】番外編


「ガ、ガルレインざまなんで、ばかなんだから~」


「はいはい」


「ぢっともディディズざまのごとわかってなくて~」


「はいはい」


「マーズレンだって~」


「はいはい」


「なんで、私に連絡ひとつよこさないのよ~」


はいはい、って。

っえぇ?そこですか?

俺は、あたふたと言い訳開始だ。


「いや、だって俺は、一兵士だからさ。

そんな個人的に馬を飛ばして文なんて届けられる立場じゃないから」


「カルレイン様はリリティス様に、きちんと恋文を送ってらしたのに」


「だから、俺は、」


「もういい!マーズレンのあんぽんたん!」


あ、あんぽんたん?!