悪魔で天使王子



「会長遅い。」

もう30分も待ってるのに。


コンコンっっ



会長だ。


『おい。お前ちょっと来い。』

「どうやって?」


『そんなの飛んでくるに
決まってんだろ。』


「そんなの無理っっ。

絶対無理。無理無理。


私運動神経ないし。

高所恐怖症だし、

絶対無理ぃぃぃぃぃぃ。」


こんなに頑張って反抗してるのに、

会長は気にせず私の手を引っ張っている。


「嫌だぁぁ。」

『早く来い。

お前間違いすぎなんだよ。』

「お願いします。

許してください。」


『無理。』

ちょっとSになってません?