「痛いっ!!なんだよ渉、……ってアレ?なんか…」 颯人は俺の顔を見て何か言おうとしたが 「…………渉、痛い!!」 クスッと笑ってそう言った。 「…もっと痛がれ」 「真面目に痛いってば!!」 顔の熱を冷ますために、空を仰いで 颯人を叩き続けた。 それを磯比奈は笑って見ていて 日和は俺を止めようとして 「…………」 周りから見たら もうアレだ、 バカにしか見えない。