動物ネタが多いようなのでこの流れを続けるべく幼い頃に思いをはせてみました。

ちゃいる家は共働きなのでなかなか家族で遊びにいくことも少なかったのですが、とても印象に残っている家族旅行があります。

忘れもしない小学校6年生の夏休み。
父がどこかに連れて行ってやるというんで迷わず京都をリクエストしました。

が。

「同じようなもんだろ」

と父が持ってきたのは「奈良 万葉をたずねる」ツアー

春日大社と奈良公園、旅館は温泉湯治宿。夕は精進料理 朝は茶粥

激シブ老人バスツアーです。
添乗員とバスガイドつき
小学6年生と3年生の女の子を持つ家族連れが参加するようなものではありません。
うちの両親も、若かったんでしょう。
娘の希望の京都に少しでも近いところ探したらこんなんしかなかったと。
隣の県だからまあいいかと妥協したら・・・

当然、参加者はジジちゃんとババちゃんばかり。
バス内では当時は老人とスナックでのリーマンしか使用しなかった「カラオケ」が繰り広げられ、石川さゆりだの八代亜紀だの。

いつからでしょうね。若者が歌いだしたのは。

バスは奈良公園へと到着しました。

ツアーなのでサービス満載です。

公園の人と思しきおじちゃんが鹿笛を使って鹿を集めてくれることになりました。

鹿センベイも参加者たちに配られます。

私もセンベイの紙袋片手にワクワクドキドキ、スタンバっておりました。

なんといっても子どもだからね。鹿さんたちが自分の目の前に来てくれるなんて興奮の嵐。

ぷほーとかそんな音がしたように記憶しております。

鹿がたくさんこちらに集まってきました。

奈良公園の鹿って人におじぎをしてくれます。

かわいらしくぺこって頭を下げてくれるのが楽しくて妹と2人、角を触ったり写真を撮ったり。

生来の貧乏性のためか、鹿センベイをけちってヤツラにはやらずずっと手に握り締めていました。

ふと気づくと・・・。