秋の行楽シーズンです。

子どもの頃はいろんなところに連れてってもらったなあ。

思い返せば苦い記憶にぶちあたる・・。

当時、家から小旅行の距離、電車で一時間くらいのところにレジャーランドがありました。

遊園地と動物園と水族館が一緒になったやつ。

祖父の家に近かったこともあり、連れて行ってもらえることになりました。

こういうところにはマリンショーというものがつきものです。

食い物につられて芸を仕込まれた動物たちが披露するとこね。

孫を喜ばせようと開始時間にあわせ席を取る祖父。

定刻どおり、「ショー」が始まりました。

「はーい、よいこのみんな、こん にー ちー はー」

お姉さんはいつの時代もよいこの味方、常にさわやかです。



最初はアシカです。ボール持ってきて手(ヒレ?)をぱちぱち。

鼻の上で傘広げます。うん、芸達者。

・・・・幼い頃から感想のシブイ子どもでした。

このショーのメインはイルカ。このレジャーランドのロゴもイルカになっており、この地方では唯一のイルカショーを行うところなのです。

イルカはとなりのプールにスタンバっており、アシカが引けると同時に境の柵が開けられて3頭ほどのイルカがメインプールに流入してきます。

イルカとは賢い動物で人間の言葉がわかる上、大変に人懐っこい。
野生の状態でも「オレ見られてるぜ」と思えばがショー並みのジャンプをしてくれます。
なので、出番前にメインプールに入れてしまうと、空気読まずにジャンプしてしまう可能性大。

自意識過剰なナルシストといえないこともない。
イルカのその辺の自意識を上手くくすぐってショーは進みます。