「……知ってんだろ?? 真央はお前が好きなこと。 さっき見てたもんな。」 「佐堂…気づいてたの??」 「あーんなバレバレな隠れ方、 気付かねーのは真央くらいだっつーの…。」 佐堂はそう言って壁にもたれた。 「…そっか。」 あたしは苦笑いして視線を逸らす。 「…行ってこれば??真央のとこ。」