あたしは散々泣き、疲れ果てていた。


そんな様子でビルの階段を一歩ずつ登ってゆく。




バタン


屋上への扉を開ける。



優しい風があたしを包む。


あたしはフェンスに身を乗り出し今までの事を思い返した。