「…俺が…男だからか!? やっぱ…気持ち悪いよな…」 佐堂はそう言って真央くんから離れた。 真央くんがそっと口を開く。 「違う。俺は、お前が男だからフったんじゃない。」 佐堂が驚いたように顔を上げる。 「男とか女とか…そういうのじゃなくて… 俺はただ…!!日向ちゃんが好きだったんだよ!! 最初から…。一目ぼれだったんだ…!! だから誄をフッた。 気持ち悪いなんて1回も思ったことないよ…。」